第3世代設定資料集


2人のカーム・ブランネージュ

第3世代を語る上で無視できない、主人公である"カーム・ブランネージュ"と、その写し身であり正体不明の存在、もう1人のカーム・ブランネージュについて。


カーム・ノワルネージュ

第3世代、"アイドク"における主人公、カーム・ノワルネージュ。種族はニューマン、性別は男性。
母親譲りの綺麗な緑色の髪は父親の自慢の1つであり「母さんのようにカームも是非伸ばして欲しい」とまで言われる程母親似の髪だったようだ。
しかし悲しきかな、その"余り一般的では無い髪の色"と"性別にそぐわぬ髪の長さ"故に彼はいじめを受けており、家の外では常に孤立した存在だった。
家に帰っても、父は彼の生活を守る為日々遅くまで仕事で家を空けており、母は自身が産まれる時に入れ替わりで亡くしていた彼は、家でもほとんどの時間が独りであった。
それでも彼は、唯一信じられる存在であり・大切な存在である父・エル・ノワルネージュの為に常に強くあろうとし、父の前では笑顔を絶やさず、決してその生活に不満など感じていなかった。

そんな彼が変わってしまったのは、彼が10になってから少ししたある日の事だった。
その日、何者かの放火によって自宅が火事になり全焼してしまう。
夜遅くの出来事で就寝中だった彼は、それ故に逃げ遅れてしまう。しかし仕事が遅かったが為に帰宅が遅く、火事の時に外に居た父・エルの救助によって彼の命は助かった。
しかしこの際にエルは瓦礫の下敷きになってしまい、後日死亡が確認される。

若くして両親共に失ってしまった彼は見寄も無かった為に孤児院へと移される事になり、同時に唯一絶対の存在だった父を亡くす。
彼にとって唯一の存在だった父を失った事はとても大きく影響し、元より独りで居る時間の比率が大きかった彼は「元より独りだったのだから、今更馴れ合おうなんて思わない。大切なモノを失ってこんなに悲しいなら、最初から独りの方がマシだ」と考えるようになり、人との交流を自ら避けるようになる。また小さなキッカケから交流が深くなる事を恐れて、敢えて人から嫌われるような、人を邪険に扱うような態度を取る事が非常に多くなった。

そんな彼だが、根は素直でとても優しい少年である。
彼がフードや帽子と言った髪を隠しやすい物を好むのは、幼少期にその髪が原因でいじめられたが為にそれを隠したいと言う思いから来ており、これは最早一種のトラウマとなってしまっているのだが、この行動も裏を返せば、そこまででしてでも愛すべき父に褒められたその髪を守り続けたいという思いから来るものである。
当人も元よりそのつもりでの行動のようで、時折言葉の端からその思いが見て取れる。
また優しさの面に関しても、普段は嫌われたいが為に棘のある発言の多い彼だが、根が優しい為に咄嗟の時には「大丈夫?」と他人を心配したり、何かあれば「有り難う」や「おめでとう」と言った言葉が口からこぼれてしまう辺りから見て取れる。なお、"意図した自分の姿"では無い為、直ぐに棘のある言葉に言い換えてしまう。

だが勿論の事ながら、彼の"まだまだ短い人生"の中での多くの辛い経験は確実に彼を悪い方向に成長させており、彼の口から出る"棘のある言葉"は本人が"人と交流したくないから"と言う思いから来る"作り出された発言"ではなく、時として"彼の本心"である事もある。


「自分が辛い思いをしたから他人には優しくする"。素晴らしい心掛けだね。
・・・・・・余計なお世話だよッ」


彼がアークスとなってから、自ら孤立への道を進む彼に気付いた面倒見の良い先輩アークスから、本人の体験談を交えた形で気をかけられた時、その返しとして言い放った言葉。
世間一般では素晴らしい心がけであり・賞賛され、廃れた心にも響く筈のその行為も、まだまだ幼く・それでいて悲しみを背負い過ぎた彼には"自分を良い人に見せる為の偽善"にしか思えなかったのである。


「僕を、体の良い君らの偽善の為の踏み台にしないでよッ・・・・・・!」

上記の出来事の後、それでも彼に気をかける先輩アークスに対して、追い討ちをかけるように放った一言。
強い思いを込めて放った言葉の上から更に迫ってくるような相手のその態度は、最早『彼を"滅多にありつけない格好の餌"として捕らえている』ようにしか写らず、この言葉が放たれるのを止める理性などある筈が無かった。
スポンサーサイト
↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。